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初めての・・・!(13)

   

       

30分ほどすると、直樹が大樹を抱いて、琴子と居間にやって来た

大樹まだ、ヒックヒックと今にも泣き出しそうな状態だった

ケンは

「大樹君、ほらミニカー」

と抱かれている大樹にミニカーを見せると、大樹は手を伸ばした

「僕と一緒に遊ぼう?」

「タイちゃん、一緒に遊ぼう?」

好美も大樹に声を掛けると、大樹はやっと直樹から離れた

「ケン君ありがとうね」

「ここは玩具はなかと、だから持ってきた」

大樹は気にいったミニカーを手に持って、直樹に見せと

「ばぁばの車と一緒だな」

「そんな事解ると?」

「解るみたいなの」

「じゃ、パパの車は?」

とケンが聞くと、いくつかあるミニカーを眺め、手を伸ばした

「当たりだ」

「スゲーなやっぱり直にいの子だけあると…」

「じぃじ…」

「これはおじさんの車なんだ!」

        

「ケンちゃんのおかげで助かったわ」

「かろうじてケンが近いからよかったと」

「最近はタブレットとか渡して、機嫌とる子が多いのに、直樹はそれはせんと?」

「……スマホはタイちゃんが寝てる時とかしかダメって、まぁ琴子ちゃんもあまり観ることないの」

「珍しかね」

「ほら、職業柄、スマホなんて持ち歩かないでしょ、病院では院内用のを支給されるし」

「病院だからね」

「それに、パソコンを使う事が多いらしくて」

「今は病院もパソコンやタブレットで入力するから、昔みたいにカルテやレントゲン写真とか、探してる看護師さんは見なくなったわね」

      

大樹がケン達と遊んでいる様子にホッとして、側を離れようとする直樹だったが直ぐに直樹を追いかけ様とする大樹

「……直樹君、もう少し側に居てあげた方がいいみたい…」

「仕方なかよ、怖か思いしたとお父さん、お母さんの側がよかとよ」

祖母はそう言って、直樹と琴子にお茶を出してくれた

「もうバーベキューの準備はほとんど終わってるから、大樹君が落ち着くまで二人共、側に居てあげて」

「直樹君、琴子さん、ごめんなさいね…」

「お久しぶりです」

「はじめまして」

「この子が直樹君の子か、目や鼻筋は直樹君に似てるな」

「理加、大樹君や琴子さんに謝りなさい」

「…ごめんなさい…」

「いえ…」

部屋の隅でふてくされて座っている理加

そんな理加を警戒する様に大樹は直樹の膝に座った

      

「さぁ~パパ達がバーベキューの火もおこしてくれたことだし!始めましょ!」

「直樹と琴子さんは縁側に大樹と座っててね」

「危ないからそれがいいと」

     

子供達は靴を履いて庭に回って来ると祖父も祖母に連れられて庭やって来た

「琴子ちゃん、タイちゃんのご飯はこれでいいかしら?」

「ありがとうございます」

紀子が大樹用にプレートにトマトやキュウリ、蒸したじゃがいも、カボチャを食べやすいようにカットして持ってきてくれた

「はい、兄貴の分ね」

「琴子さんはお茶でいいですよね」

「ありがとう好美ちゃん」

二人にグラスを持ってきた裕樹と好美

「琴子さんは飲まないの?」

「まだ、夜は母乳を飲んでいるので、アルコールは飲まない様にしてます」

「そうなの~」

肉を焼いている、重樹達の周りには、子供達が皿を持って待っている

「ほら、焼けたよ」

   

久しぶりに集まる大人達は、近況報告をしながら、ビールを飲んでいる

     

「タイちゃん、おいしいね~」

小さな手でトマトをつまみ、口に入れる大樹

「普段そんなに食べないのに、珍しいな」

「やっぱり、新鮮だし甘味もあっておいしいもの、タイちゃんだっておいしいトマトなら沢山食べるよ」

「直樹お兄ちゃん、大樹君はまだお肉とか食べないと?」

「そんな事ないよ、ひき肉とか細かくしたお肉は食べる、ただ、タレは着けないで焼いて、塩を少しかけたりする程度ならだけどな」

「味がなかったらおいしくなかとよ」

「確かに…でも塩分が高い物や刺激物は胃や腸を痛める恐れがあるんだ、だから少しづつ調整してあげないとダメなんだ」

大樹は小さなおにぎりをモグモグ食べながら、ケンにもおにぎりを渡す

「僕にくれると、ありがとう大樹君」

    

「ケンは一番小さかったけん、大樹君が可愛いとね」

「ちょうど兄貴と僕と同じだけ離れてるから」

「やっぱりそうだよね、裕樹君と直樹さんもあんな風だったのかなぁ~」

「…どうかな…覚えてないけど、歩ける様になってから、よく庭で手を引いてくれてたみたいだ、母さんが写真何枚も撮ってた」

   

「ねぇ裕樹」

「…なに?」

「琴子さんて何してたの?仕事」

「看護師、今は育児休暇中だけど」

「なぁんだ、看護師なんだ」

「なに?理加…」

「じゃ、大学は?」

「斗南だよ」

「ふぅん、対して頭よくないんだね」

「「「はぁ?」」」

「だって斗南てエスカレーターだから楽じゃん」

「でも、琴子さんて本当はすごく頭よかったよ、私琴子さんに勉強みてもらって、テストで96番になれたもの」

「「そうなの?」」

「そのおかげで、裕樹君と友達になれたの」

「へ~」

「そんな事があったとね~裕樹~」

「僕らの事はいいだろ…」

「ママから聞いたけど、デキ婚なんだよね」

「そう言われたらそうですけど、二人お付き合いして、一緒に暮らしてたから、ねぇ裕樹君」

「あ~聞いたと、直にいがおじさんとギクシャクしてて、東京に戻って琴子さんの家に住んでるの、隠してたって、直にいも頑固だって、ばあちゃんが笑ってた」

「……僕らは知ってなんだけどね…」

「何で知ってて、おばさん達に話さなかったのよ!」

「…父さんが兄貴に見合いさせようとしてたの知ってたから……兄貴は一度断った見合いだったんだけど…」

「え!そんな事あったの!」

「はい、それで直樹さん、隠しておいてほしいって、なんか琴子さんに聞いたけど、凄いお嬢様だったんだよね?」

「うん、北瑛グループの孫娘、今はフランスに行ってるって」

「「マジか~」」

「………」

「大樹君が生まれた時に、フランスからお祝いにブランド物のオクルミとカードが届いてたよね」

「あれには琴子さんも驚いてたな、二回しかあった事ないのに、わざわざフランスからお祝いしてくれるなんて~って」

「琴子さんて何気に有名な人とかの繋がり多いよね」

「……確かに……」

「どんな人?」

「同級生の人のお嫁さんが琴子さんのお父さんがやってたお店にアルバイトしてるけど、ご実家はイギリスの大富豪…お母さんが……」

「ハリウッド女優のロビンスマリーさん」

「「「………」」」

「あと、親友の方の恋人が、ロックミュージシャンのナラサイさんとか、ね」

「……うそ…」

「あったと!」

「うん、大樹君が生まれた時に、来てたよねお祝いに」

「ほかにも各県の老舗の旅館やホテルのオーナーとか」

「「…そんな人とも!」」

「琴子さんはぜんぜんそういうこと気にしないし、言わないからわからなかったけど……兄貴が教えてくれた」

タケ達は裕樹達の話に

「「すごかね…」」

「「そんな人と知り合いって……琴子さん何者…」」

「本人は一般人って言ってる…」

「そういうこと自慢しないからね、琴子さんて」

    

縁側でケンと大樹、直樹と一緒に食事をする琴子をタケ達は呆然と眺めていた

     

       

      

        

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コメント

No title

大樹君少しは落ち着きを取り戻したみたいね?理加ちゃんは、自分から謝ることを知らない、相手は赤ちゃんですよ?学生のうちは勉強が大事かもしれないけど?社会出ても勉強はあるって知っていますか?理加ちゃんどの仕事にもあるんですよ、琴子ちゃんは努力の人です、すごい人と知り合っても自慢しない添いうところが、入江君も引かれたとこなんじゃない、あんまり小さいうちから、スマホとか見せないほうがいいて思いますだって目が悪くなるし、小さいうちから眼鏡可哀そうたまに見ることありますよi-93

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Re: ありがとうございます

ルルさんコメントありがとうございます

そうですよね、しかも知らないお家ですからね!
ケン君は今まで一番末っ子扱いだったからね、大樹君が可愛いと思うよ
理加ちゃんの相変わらずな自分ファーストはね、周りを巻き込む事になりそうですね

そうなんです、お嬢様にしたら二人のおかげで変われましたからね


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