FC2ブログ

記事一覧

うちの家主が・・・な件

    

       

リビングに入ると家主が床を指差し…座れと圧力をかけてきた……

ジャケットを脱いでラグに座ると、家主は目の前に立ち、腰に手をやり

どういうことよ!と怒っている……まぁ、そうだよな……本来なら昨日のホテルの帰りに聞くはずだった言葉だよな……

わざとらしく何が?と言うと、

「結婚前提とか!どういうこと!」

やっぱり……あぁ~と今気づいたという感じ答えると

あ~じゃ、ないでしょ!と怒鳴られた……

             

「あぁでも言わないと諦めてくれないからだ」

と言うとポカンとする家主……親父が病院に訪ねて来たこと等を正直に話して、どうしたら諦めてくれるか考えた結果、結婚前提に住んでいるという事にしたと答えた

      

結婚を前提で一緒に住んでいたら、誰だって肉体関係があると思うもの……高校からだと思い込んでいるから、その頃から二人が関係していたとなれば、あのお嬢さんも諦めがつくし、会長も同棲している女性が目の前にいるのに、別れてほしいなどと頼める訳もない、その上親父は相原と聞いて動揺していた……

親父の恩人の娘で裕樹を助けてくれた事を含めると、簡単に俺を説得もできない、更にお袋が知っていたとなれば尚更だ……

      

家主はストンとソファに座ると、直ぐにバレるわ、あの人も諦める保証もないと俺を見る……

あの状況だったから、向こうが誤解している事に気づいていない家主に

家主の言葉で向こうは誤解した事をいうと、自分のせい……と頭を抱えた……

          

勝手に向こうが誤解しただけなのだが……

頭を抱えた家主に

       

「悪いと思った…でもこうするのが最良だとも思った……」

と一応謝った……

家主は、はぁ~と息をはいて、顔を覆い……ソファにもたれて上を見ながら

おきてしまった事は仕方ない…このまま様子をみるしかないわね……と諦めた…が!

ムクッと起き上がり、俺の目の前に座ると……顔を近づけてくる……嫌な予感しかしない……

           

「ねぇ…」

「なに…」

「…これ、パンケーキとパフェじゃ、わりにあわないんだけど……」

やっぱりな……

「他になんだよ…」

「そうね~ケーキバイキング」

「はあ?」

「●●ホテルで、有名なパティシエ達のケーキバイキングやってるの、時間無制限なの……これが高いのよねぇ…」

ケーキバイキング……しかも無制限……

「……わかった」

「じゃ、交渉成立、とりあえずシャワー浴びてくる…」

スッと立ち上がる家主……助かった…ケーキバイキングで済んだ……とホッとしたのもつかの間……

「これからのプラン考えなさいよね!」

と捨て台詞を残しぶつぶつ言いながらリビングを出ていった……

            

「プランなんて……あるかよ……」

正座していた足を投げ出してその場に大の字に寝転んだ……

とりあえず……これであの人との話は終わった…

          

勝手に嫁を決められるなんて受け入れられない

ましてや好きでもなく心を引かれたこともない相手……

そんな人と同じ部屋で過ごせる訳もないし……ましてや同じベッドで寝ろなんて言われた日には……

吐き気が……思わず胸を摩る…考えただけで……吐きそう……

          

落ち着け……俺……もうそんな事は起こらない……この平穏な生活を取り戻せたんだ……

       

        

数分後

シャワーから出てきた家主、髪にタオルを巻いて、片手に麦茶……

「あ~さっぱりした、入江君どうぞ」

仰向けに寝転がっている俺の横を通りテラスへ、窓を全開にして首を回している若干落ち着いたか……?

         

家主の良いところはいつまでも引きずらない所……

       

鞄とジャケットを持ち、部屋で着替えを済ませて、シャワーを浴びていると

ピッ、ピッ、パタン…と洗濯機を操作する音……

最近家主は遠慮も配慮もない…俺がシャワーを浴びていようが風呂に入っていようが、洗濯機のスイッチを押しに来たり、髪を乾かしにくる……

まぁ、遠慮していると時間が惜しいときもある……俺もたまにそうだし……

              

                     

シャワーから出ると、いつもの様に朝昼兼用の食事がで来ていた、夜勤明けは時間的にこうなるのは何時ものこと……

食事をしながら家主は

「とにかく事前に話して……昨日はあまりの事で頭が回らなかったけど、休暇や仮眠の時に考えたらトンでもない話よね…偽装よ詐欺よ…」

事前になんて無理だろ…

俺の将来がかかってたんだ……と言うと、将来結婚たか考えた事はないのかと問われた…ないと言うと、それでもうちの親父の未来にはあの彼女との結婚なのよね……と親父の事をいいだした、それが嫌だから、家も出て連絡もしなかった…

    

前にも言ったはずだが……

       

家主は家を出てからどうしていたのか聞いてきたから、アルバイトで生計を建てていた事を言うと、

不思議そうにアルバイトしてたんだ…と……感心していた…きっと家主の中ではお袋に援助されていたとでも思っていたのだろうな……

それでも親父かこだわる理由は何のかと言った様子……

彼女は昔パーティーで何度かあっただけ…なぜかいつもの俺の側に来ていた……まともに会話なんてしたこともなかったけど……だから親父は物静かに俺の側にいた彼女ならとでも思っていたのだろ…

家主は、彼女の片思い……と呟いた

「見合いを断った時点で諦めてくれると思ったんだ…」

「…」

「見合いしてへんに期待されて断るより、初めから断った方が傷つかないだろ」

肩をすくめて首をかしげる…家主

「お前だってわかるだろ、見合い前から断り続けてるんだから…」

「なっ!……そう…ね…」

ばつの悪そうな顔をする……俺以上に見合いの話しをもらってるのにどれも断り続けてるのに

         

話題を変えようと、結婚前提で付き合ってるふりね……と

俺が医者になったばかりだから、当分はこのまま暮らします…と言う事になったが、家主はあたしはどうしたら?と……どうもこうも、婚約者のふりをしてもらうしかないのだが……

家主は恋愛経験0…むしろマイナスだから、どうするか教えてよね!と……言われても…

「過去付き合ってた人と、どうしてたかよ…」

過去……そんのもん…

「俺も0だけど」と言ったら愕然として「冗談でしょ…」……こんな事冗談で言える俺ではない……

家主は、目を丸くして……

どのタイプの女性も選び放題のモテモテでしたよね…と確かにそうだったが…

「容姿と親父が社長ってだけで、本性を知って逃げ出す様な奴らだ…」と言ったら誉められた本性ではなかったわね……と申し訳なさそうに俺を見る

       

お前も!そう思ってたんだろうが!!

        

「でもあの頃に比べたら丸くなったね」

「はぁ?」

家主は裕樹を助け、俺に電話をしてした時の事を話し出す……確かにあの頃にがピークだった……

俺の名前を知っているとわかって、イライラして……家主に偽善者と言ったこと……俺なりに反省したんだよな……裕樹に話を聞いて、看護師目指しているから、目の前で人が倒れてたら、助けるなんて当たり前だった家主にいう言葉ではなかったのだから……

「悪かったと、思ってる……」「反省したんだ…」真顔で言ったあと家主はクスッと笑っていた

        

とりあえず家主の知り合いの恋人達がどんな感じなのか聞いていると……

どれもド定番な答えたばかり……

           

「じゃ、名前呼びからだな」というと、なんで?と言う…

なんで?……婚約者が名字で呼ぶか?……

「やっつけじゃ、バレる」と答えたら無言になった……

名前なんて普段から呼んでりゃなれる…そういうと慌てまくる家主……

「昨日は言ってただろうが!」

「わ、わかった…努力する」と観念した…そういう俺も……家主の前では…なかなか言えない……いつもお前っていってるな……

琴子…って呼びずらい訳ではない…現に裕樹達の前では言えているから……でも本人を目の前にすると……なかなか出て来ない…

きっと家主も同じなのかも知れない……

    

       

☕🥞🥧🧁🍰🍹

翌日の休み……家主が言っていた、ケーキバイキングに……

都内の有名なホテルの最上階に家主とやって来たが……客の4/3は女性……中には男性グループもいる…

家主は嬉しそうに、ケーキを頬張る……

「入江君はたべないの?」

「…いらない…」

「美味しいのに~」

どれも一口サイズの小ぶりなケーキなのだが…食べる気にならない……

このバイキングを食べる為にと、わざわざAラインのワンピースを着ている家主

どんだけ食べる気なんだか……

ドリンクも飲み放題とあり俺は…コーヒーを3杯……飲んでしまった…

二時間も食べ続けた家主、聞けば全種類30個食べたと喜んでいた……

      

その後は、腹ごなしに井の頭公園の散歩……

平日だから子連れのグループが多い

「甘い物ばかり食べたから~塩気が、ほし~」

「はあ?」

「あのお店でフランクフルト買ってくる!入江君も食べる?」

「…食べる…」

       

ベンチに座りフランクフルトを食べる家主は……すごく幸せそう……

あれだけケーキを食べたのに…一度こいつの腹を見てみたい……Aラインのワンピースだと、腹がどのくらい膨れたのか黙視ではわからない…いっそレントゲンで撮影して観るのもいいかもしれない……

思わず医者として、こいつの満腹中枢がどうなっているのか、隅々まで調べてみたくなる衝動にかられた……

テレビの大食いタレントで、食べたいあと、妊婦の様になっていて、レントゲンを撮ったら、胃以外の臓器が背中の方に行っていたとか……聞いたが、家主の場合、スイーツの時だけだ、いったい何が違うのか…

「美味しいね~」と俺を見る家主

コーヒーしか口にしていなかった俺にはちょうどいいが……これフランクフルトはフランクフルトでも、ジャンボフランクフルトだよな……

     

        

その三時間後にはちゃっかり夕食も食べた……

ほうれん草のお浸しにメインは、照り焼きチキン、味噌汁、と今日は1日食べていた気がするのは気のせいか…?

      

        

        

        

🏥

俺の慰安旅行は、院長達と同じ日になった!

どうやら桧山教授が話をしてくれたようで、幹事もすんなりその日に入れてくれたらしい

          

           

        

           

そして今俺は……神戸にいる……多忙過ぎて…

家主のコーヒーが飲みたい……

という衝動にかられている……

     

        

         

関連記事
スポンサーサイト

コメント

No title

いやいや😵女の子は、甘い物は別腹ですから、男性は、全然駄目て言う人と、甘い物と、お酒両方嗜むて言う人もいるし、甘い物と、お酒をのみながら何て人もいるんですよね👍私は、お酒は飲めませんが?そのぶん甘い物は大好き❤️v-274

Re: No title

>なおちゃんさんコメントありがとうございます

そうですね、スイーツはどれだけでも食べられる!という人いますよね、ちなみに私は不得意です…
ケーキはとりあえず一口二口が限界……チョコも一粒くらいでダメなんです……だからいつも子ども達に一口ちょうだい…って感じです
私の姉は大好きでワンホール1人で食べられる人です…
見ていると胸焼けしてしまいます……

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

itkiss

Author:itkiss
初めてイタズラなkissのIF物書いてみました