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No title
Re: No title
今現在はゴールデンウィークでしたね!
学生と違社会人は夏はお盆休み岳ですからね、ある意味、2度目のゴールデンウィーク…
日帰りでも楽しく過ごす事ができました
イタズラなkissのIFものです
翌日、いつもと変わらない朝食
「お盆休みも今日で最後だなぁ…」
「速いもんだ…」
「アイちゃんは、昨日まで仕事だったじゃないか」
「かきいれ時ってやつだったから~」
「今日は帰宅ラッシュね…朝からニュースでやってましたね」
「歳をとると…骨休めに行ったのか、疲れに行ったのか…」
「確かにな」
「今日はお兄ちゃん達、家具を見にいくのかしら?」
「…いや、今日くらい…」
「…ゆっくり休んだ方が…いいよ…最近いろいろ忙しくしてたし…」
昨日のうちに家具を注文してきたことは、家族に話すなと言われていた琴子
「…おじさんも休みなんですよね…」
「あぁ…」
「裕樹もどこにも連れて行ってないし、☆☆ランドのチケットと併設されてる温泉のチケットをもらったので行きませんか?」
「遊園地のチケット!」
「あぁ…家族で是非って」
「ほお、温泉か~」
「日帰りだけど、部屋も借りられるし、親父達はそっちでのんびり過ごせばいいし」
「近場でも、のんびり過ごせるならいいわね」
「裕樹は俺達が連れていくし」
「あら、私も遊園地にいくわよ」
「おばさん、遊園地好きなんですか」
「大好きなんだけど…女の子と違って男の子は…年々行ってくれなくなるのよ…」
「そうなんですね…」
「そうと決まれば、琴子ちゃん!お片付けお願い!私は洗濯物を干して来るわね!」
「はい、わかりました」
こうして、最後の休みをみんなで遊園地と温泉に行く事になった
直樹の運転でやって来た、遊園地先に温泉施設に行き
案内された部屋は、日帰りでも露天風呂付きのゆっくり出来る部屋
「ほお。こりゃありがたいね~」
「静かで落ち着くね」
「パパ達、あまり飲みすぎないで下さいよ」
「じゃ、俺達行くから」
「行ってきます」
「おじさん、お父さん行ってくるね」
「「行ってらっしゃい」」
遊園地にやって来て4人さすがにお盆休みの最終日、近隣の家族連れや学生のグループ、カップルが多い
「久しぶりの遊園地、やっぱりいいわね、賑やかで」
「高1の頃、理美達と来た以来です!」
園内の地図を見ながら、裕樹が乗りたい乗り物に乗る事にした大人達
裕樹、紀子、琴子は次々と乗り物に乗ってはしゃいでいた
はじめは3人が乗っている間、出口近くで待っていた直樹だったが、その間に何度も声を掛けられ、嫌気がさし、3人と一緒に乗り物に乗りだした
「お兄ちゃん…もう少し楽しい顔出来ないの?」
「…」
「ママ、ソフトクリーム食べたい!」
「そうね、休憩しましょう!」
パラソルの下の椅子に座る裕樹は。休憩後にジェットコースターに行こうと、琴子に話すと
「いいよ!」
紀子に帽子被せらている琴子
日焼けはダメと服装もUVカットのカーディガンを着せられている
紀子が運んできた、ソフトクリームを食べたり、ドリンクを飲む
「後2、3個って所だな…」
「じゃ~ジェットコースターと観覧車にも乗りたい、後お化け屋敷!」
「いいわね!遊園地に来たら絶対外せないわ!」
裕樹と二人喜ぶ紀子をよそに、琴子は黙る、直樹は
「じゃ、ジェットコースター、観覧車、お化け屋敷の順だな」
ジェットコースターや観覧車は普通にはしゃいでいたが
最後のお化け屋敷になると
「…どうした?」
「…べ、別に…」
「嫌いなんだろう…」
「そ、そんな事…ないよ…」
お化け屋敷の前に来ると、係員が説明を始めた、二人一組で入り、途中でお札を手にして出口を目指すというもの
時折、悲鳴が聞こえてくる建物
先に紀子と裕樹が入って行った
「それでは、行ってらっしゃい」
と送り出される琴子と直樹
「…」
「…ほら、行くぞ」
「…い、入江君…先に…行って」
直樹のシャツの裾を握り、背中に隠れるようにして歩く琴子
「…歩き難い…」
「だ、だって~…」
先に行った、裕樹らしき悲鳴や紀子の悲鳴が聞こえる度に、ビクッとする琴子
「…まだ入口から数メートルだぞ」
「…ま。待って…ゆっくり…」
「…ゆっくりの方が…怖いに決まってるだろ」
直樹は裾を握っている手を掴むと
「…怖ければ、目をつむってろ…」
そうは言っても、お化け屋敷音響効果で、恐怖心倍増になる
「お前…だいたい作り物にびびってどうするんだよ…」
直樹がそういったとたんに。1つ目の仕掛けが作動した
「いやー!」
しがみつく琴子をそのまま引きずるように進む直樹
「ここは、家族連れが多いから、それほど手の込んだ仕掛けはない…」
「…で、でも…人が」
「…アルバイトだろ」
「あんな…格好怖いじゃない…」
「…それじゃ…お化け屋敷の意味合いねぇし…」
何度も悲鳴をあげながら、折り返しの場合に来た
「そのお札取らないと出口いけないぞ」
「…い、入江君どうぞ…」
「お前の方が…近い…」
「…え~…」
「ほら、早く取れ」
恐る恐る手をのばし、お札を手に取ったとたん、目の前の襖から6本の手がバンッと出てきた
「きゃーー!」
お札を握ったまま、座りこむ琴子
「…大丈夫かよ?」
「…大丈夫…じゃない…」
腰を抜かしたような状態の琴子を立たせ腕にしがみつかせ歩く直樹
やっとお札を返す場合にたどり着い二人
「貸せよ…」
「……」
直樹がお札を置くと、バンッという大きな音と共に血だらけのお化けが飛び出してきた
「い、いやーー!」
「……」
琴子の悲鳴は外に待っていた、裕樹と紀子にも聞こえていた
琴子を抱える様に出てきた直樹
裕樹はゲラゲラ笑いだし。紀子は写真を撮りまくる
「琴子ちゃん、お化け屋敷苦手だったのね」
「…はぃ…」
持っていた扇子で琴子を扇ぐ紀子
直樹はスポーツドリンクを買ってきて、琴子に渡した
「琴子、あんな作り物にびびってたる、恐怖の迷宮とか行けないだろ」
「…そんな遠くの遊園地…行かないもん…」
琴子が落ち着き、温泉施設に戻る途中、紀子はお家様にといくつかお菓子を購入した
「あぁ~楽しかった!」
「たまにはいいわね」
「すごい汗掻いたね、早く戻って温泉入ろうよ」
「そうね~」